「広報って大事だよね」というお話。

今朝、こんな会話がありまして。

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(とあるサービスを見ながら)これって売れるんですかね。既にほかの会社も似たようなサービスあるし、そんなにヒットする気がしないんですよね。

酒井たかま
酒井たかま
確かになぁ。でもサービス自体は悪くないし、やり方次第では売れるかもしれないよ?

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そうですか?

酒井たかま
酒井たかま
その品質がいいのは大前提やけど、それが必要としてる人に情報としてちゃんと届けば売れるって。

朝からこんな会話がありまして。

今回はものを売るときに考えないといけないこと、について掘り下げてみたいと思います。

商品が売れるということはどういうことか。

商品が売れるためにはどのような条件が必要でしょうか。

売れる条件を因数分解するとこうなります。

・買う人がいること。

・買う人が抱える悩み・課題、ニーズともいう

・そのニーズに応えるノウハウがあること。商品・サービスがこれに該当。

ちなみにここまでが経済学者デレク・エーベルが1980年に提唱したモデルで、「エーベルの三角形」とも言われています。こんな感じ。

ただ、これだけでは今の世の中足りないんですね。

どういうことかというと、これだけ情報が溢れる社会ではニーズのあるターゲットに商品または情報を届けることができるか、ということも問題になってきます。つまり4点目はこうです。

・アプローチ(広報戦略)が適切か。

この4点をまとめるとこうなります。

この4象限を考え整理することで売れる商品を作り出していくことが大事だと思うのです。

そして、特に想定ターゲットに対しアプローチの手法が適切か、ということが最も難しいことかもしれません。

それについて考えてみましょう。

最近、ターゲットへのアプローチが難しくなったと感じる件について

「ターゲットへのアプローチが難しくなった」とはどういうことか。

この話をするときにはSNSやインターネットの影響は避けて通れません。

昔は、アプローチと言っても新聞の折り込み広告やテレビ・ラジオのCMなど広報活動の選択肢はそれほど広くなかったんですね。

そのような状況下では広報戦略と言っても「チラシ出しといて」みたいな簡単に決めても効果はそこそこ大きかったわけですね。

それがインターネットの普及やSNSの拡散によって、従来の方法では広告効果というものが低くなってきたということが言えるのです。

特に新聞が顕著ですが、2000年でも発行部数53百万部発行し、1世帯当たりの部数も1.13部でした。

ところが2018年になると発行部数は39百万部まで落ち込み、1世帯当たりの部数も0.70部まで減少しています。

ちなみにこれは日本新聞協会公表の統計データです。

https://www.pressnet.or.jp/data/circulation/circulation01.php

大事なことは、それだけ従来の広告手法の影響力は落ちているということです。

ではどうすべきなのかということです。

これからの広報の考え方

これからの広報はどうするべきでしょうか。

それは、「誰に」届けたいか、その解像度を上げ、それにあわせたオーダーメイドの広報戦略を確立すること、これに尽きると思います。

結局、インターネットの普及やSNSの発達、ライフスタイルの多様化によって情報の届き方が多様化しているという環境です。

だとすると、「誰に届けたいか」から「その人はどんなライフスタイルか」「どんな情報をどうやって収集しているか」この辺を想定することで、それにマッチした手法を選択する、それが大事なんだと思います。

この辺りを、繰り返しになりますがこの4象限を考えることでとるべき手段というのが見えてくるのだと思います。

たまにはこんな記事も書いていこうとおもいマス。

最後までお読みいただきありがとうございました。